酵素には動物性酵素と植物性酵素の2種に大きく分類することができます。
この2種類の酵素には効果が異なるものの、ともに有用となる様々な効果が知られています。
個々ではこの2種の酵素の効果について示します。
動物性酵素はふだん酵素不足に用います。
しかしそれだけではありません。
鼓腸や膨満感、前夜に食べた未消化食物の嘔吐、異物や糞便を食べるなどの消化器障害の改善にも有用であるとされます。
さらに、動物性酵素に限らず多くの酵素の体内での生産能力形活かしがちな高齢のペットではそれによって生じる酵素不足を改善することが出来るように思えます。
また、病気や強いストレス状態にあり、抗生物質や非ステロイド性抗炎症薬を投与され、副作用で消化不良を引き起こす可能性のある犬や猫にもそれらの軽減や改善のために使用されます。
肝臓や胃または謄臓に疾患のある犬や猫も、必要とされる量の酵素が作り出せなくなるので、サプリメントなどの形で投与されます。
植物性酵素は外傷や運動後に与えると鎮痛作用があります。
主としてこの鎮静作用が期待できる植物性酵素ですが、それ以外にも様々な効果が期待できます。
特に、癌や免疫障害に使割れることが多いように思います。
これは、免疫複合体を除去し消化を助け、身体に抗腫鷹因子を産生させることによってペットの健康状態の回復を促します。
他にも、アレルギーや炎症、および関節炎などの変性疾患への治療に用いられることもあるようです。
これらの酵素の動物への作用に関する研究は進んでいるものの、依然として解明されていない部分が少なくないようです。
安全に配慮した上で獣医師の監督の下で使用するようにしましょう。
研究が進み解明されている範囲で悪影響が生じることがない量の投与が示されるはずです。